シルバーアクセサリーの歴史

シルバーをアクセサリーとして扱う文化はものすごく古くからあるようで、その歴史は紀元前までさかのぼると言われています。具体的には、古代メソポタミア文明の遺跡から宝飾品が発見されており、古代から価値のあるものとして扱われてきました。銀製の宝飾品は紀元前3000年前後の遺跡でも見つかっています。銀の発掘や鉱石からの抽出はなんと紀元前2500年ごろにはすでに技術があったとされています。
いまはシルバーよりもゴールドのほうが高値で取り扱いされていますが、古代インド、エジプトではゴールドよりもシルバーの方が価値が高い時代もありました。シルバーは産出量が少なく、またその精錬の仕方が困難であったことから「白い金」として重宝され、紀元前のエジプトの法律によればゴールドとシルバーは「1:2.5」の価値で、ゴールドにシルバーメッキをかけることすらあったようです。
宝飾品としてだけでなく、古代ローマでは通貨としても銀が用いられていました。銀製の硬貨に統治者の顔を入れ込むなど、その当時からすでに銀に細工を施す技術は発展していたようです。
現在一番流通しているシルバーアクセサリーの地金、シルバー925は、11世紀にイングランド王が純度925と純度1000のシルバーを本位として採用したことが始まりです。また、シルバー925を「スターリングシルバー」と呼ぶのも、12世紀になって銀貨を鋳造していた「スターリング家」が由来と言われています。
 16、7世紀ごろになるとメキシコで大銀山が発見され、それ以降ヨーロッパで大量のシルバーが流通するようになり、ヨーロッパのシルバー製品もそれに伴い発展していきました。世界で初めてシルバー925を使用した製品を販売したシルバーアクセサリーの名門「ティファニー」も19世紀になって登場しました。
 日本では、16世紀になってから銀山が本格的に開発され、それに伴い銀工芸技術が発達してきたようです。ですが、今のようなシルバーアクセサリーという感覚で用いられるようになったのは、大正期以降の洋装のアクセサリーが出回るようになってからのことです。

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